VBA の定数
定数とは、数値やテキスト文字列などのデータを事前に設定しておくものです。定数は設定値や基準値などに使うことによって、ソースに一貫性を持たせることができます。
また、一度設定した定数は、途中で値を変えることができません。
変数は、Constで定義します。
定数の宣言例
' 文字列型の定数 Const strParam = "定数" ' 数字型の定数 Const intParam = 999 |
例では、文字列型または数字型の定数を宣言しています。
"(ダブルクォーテーション)で囲むと文字列型に、ないと数字型になります。
定数の適用範囲
ConstにはPublicとPrivateを指定することで定数の適用範囲(レベル)を指定できます。いずれも指定せず、省略した場合は、Privateを指定したものとみなします。
Publicはプロシージャレベルの指定といい、他のモジュールから参照可能になります。
Privateはモジュールレベルの指定といい、指定したモジュールからのみ参照可能になります。
' プロシージャレベルの指定 Public Const intParam1 = 1 ' モジュールレベルの指定 Private Const intParam2 = 2 ' モジュールレベルの指定(Private省略時) Const intParam3 = 3 |
定数の指定について
VBAでは、必ずしも定数を宣言する必要はありませんが、特別な理由がない限りは、使用する前にすべての定数を宣言することをおすすめします。
定数を必ず宣言するように習慣付けておくと、エラーの発生を未然に防ぐことができます。
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