VBA の変数
変数とは、数値やテキスト文字列などのデータを格納する記憶領域に名前を付けたものです。変数に格納されているデータは、変数の "値" と呼ばれます。
変数を使うと、名前を使って値を格納や取得ができるため、ソースをわかりやすくできます。
変数は、Dim で定義し、続けて As でデータ型を設定します。
変数の宣言例
Dim strParam As String |
例では、strParamという名前で、文字列型(String型)の変数を宣言しています。
データ型とは
Dimで変数の定義をした後、Asでデータ型を設定します。よく使用するデータ型は以下のようなものがあります。
データ型 | データ型名 | 値の範囲 |
---|---|---|
Byte | バイト型 | 0~255の正の整数 |
Boolean | ブール型 | True または False |
Integer | 整数型 | -32,768~32,767 |
Long | 長整数型 | -2,147,483,648~2,147,483,647 |
Single | 単精度浮動小数点型 | -3.402823E38~-1.401298E-45 または 1.401298E-45~3.402823E38 |
Double | 倍精度浮動小数点型 | -1.7976931346823E308~-4.94065645841247E-324 または 4.94065645841247E-324~1.7976931346823E308 |
Currency | 通貨型 | 整数部15桁、小数点4桁の固定小数点数 |
Date | 日付型 | 西暦100年1月1日~西暦9999年12月31日の日付と時刻 |
String | 文字型 | 文字列 |
Variant | バリアント型 | あらゆるデータ型 |
変数の指定について
VBAでは、必ずしも変数を宣言する必要はありませんが、データ型を省略すると Variant型になります。
省略してもエラーにはなりませんが、内部的な型チェックが行われるため、処理効率が
落ちる原因になります。
特別な理由がない限りは、データ型を指定することをおすすめします。
変数を必ず宣言するように習慣付けておくと、エラーの発生を未然に防ぐことができます。
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